スタイルとは
Excelでのスタイルの設定はセルの書式設定のフォントタブで行うことが出来ます。
標準、太字、斜体、太字+斜体の4種類です。
これをVBAで行うにはFontStyleプロパティを利用します。
構文
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Fontオブジェクト.FontStyleプロパティ |
親オブジェクトとしてFontオブジェクトを指定します。
設定値は文字列で、”標準”、”太字”、”斜体”、”太字 斜体”のいずれかを設定します。
これら以外を設定した場合は設定が無効になり、元のスタイルが維持されます。エラーとはなりません。
BoldプロパティとItalicプロパティとの関係
FontStyleプロパティの文字列はBoldプロパティとItalicプロパティの組み合わせと相関関係があります。
そのため、FontStyleプロパティを使わなくてもBoldプロパティとItalicプロパティを使うことで同じことが実現できます。
FontStyleプロパティと、その値に対応するBoldプロパティとItalicプロパティの関係は以下になります。
FontStyle設定値 | 対応するBoldプロパティ | 対応するItalicプロパティ |
---|---|---|
“標準” | False | False |
“太字” | True | False |
“斜体” | False | True |
“太字 斜体” | True | True |
サンプルコード
5行目でスタイルの取得を行い、それ以降で設定を行っています。
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Sub FontStyleTest() Dim s '// 選択セルのスタイルの取得 s = ActiveCell.Font.FontStyle '// 選択セルから下のセルに順にスタイルを設定 ActiveCell.Font.FontStyle = "標準" ActiveCell.Offset(1, 0).Font.FontStyle = "太字" ActiveCell.Offset(2, 0).Font.FontStyle = "斜体" ActiveCell.Offset(3, 0).Font.FontStyle = "太字 斜体" End Sub |