DisplayHorizontalScrollBar、DisplayVerticalScrollBarプロパティ
ウィンドウのスクロールバーの表示と非表示を設定する場合にDisplayHorizontalScrollBarプロパティとDisplayVerticalScrollBarプロパティを利用します。
DisplayHorizontalScrollBarプロパティは名前の通り水平スクロールバー、DisplayVerticalScrollBarプロパティは垂直スクロールバーの操作を行います。
シートの表示は縦や横に分割することが出来ますが、分割している場合にスクロールバーの表示と非表示を行うと、分割した両方のスクロールバーが両方とも表示や非表示になります。
こちらはウィンドウ分割時のスクロールバー表示時の状態です。
こちらは非表示の状態です。分割した右側だけや上側だけスクロールバーを非表示にする、ということは出来ません。
構文
DisplayHorizontalScrollBar構文
参照時
Window.DisplayHorizontalScrollBar
設定時
Window.DisplayHorizontalScrollBar As Boolean
DisplayHorizontalScrollBar構文
参照時
Window.DisplayVerticalScrollBar
設定時
Window.DisplayVerticalScrollBar As Boolean
DisplayHorizontalScrollBarプロパティとDisplayVerticalScrollBarプロパティはどちらも参照方法と設定方法が同じです。
親オブジェクト | Windowオブジェクトを指定します。通常はアクティブウィンドウを指すActiveWindowを指定することが多いと思います。 |
設定値 | Boolean型のTrueを指定した場合はスクロールバーを表示し、Falseの場合は非表示になります。
シートが分割されている場合、分割された両方のスクロールバーがともに表示と非表示が同時に設定されます。 |
サンプルコード
実行する度に水平スクロールバーの表示と非表示を切り替えるコードです。
Not演算子を使って、元の状態の逆を設定するようにしています。
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Sub DisplayHorizontalScrollBarChange() ActiveWindow.DisplayHorizontalScrollBar = Not ActiveWindow.DisplayHorizontalScrollBar End Sub |
実行する度に垂直スクロールバーの表示と非表示を切り替えるコードです。
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Sub DisplayVerticalScrollBarChange() ActiveWindow.DisplayVerticalScrollBar = Not ActiveWindow.DisplayVerticalScrollBar End Sub |