LCase、UCase

LCase関数は英字を大文字から小文字(A→a)に変換し、UCase関数は小文字から大文字(a→A)に変換します。

全角と半角の場合についてですが、半角の場合は半角のままで変換し、全角の場合も全角のまま変換します。

また、利用する機会はほとんどないとは思いますが、LCase関数やUCase関数と同じ動作をワークシート関数のUPPER関数とLOWER関数や、StrConv関数で実現することも出来ます。これらについても後述しています。


構文

戻り値 戻り値は内部処理形式がStringのVariant型で、変換後の文字列を返します。
String 変換したい文字列を指定します。



LCase、UCaseのサンプルコード

文字列に含まれる英字を変換するサンプルです。



ワークシート関数のUPPER関数とLOWER関数

UCase関数とLCase関数と同じ機能をワークシート関数のUPPER関数とLOWER関数を使って実現できます。

UPPER関数とLOWER関数はワークシート関数のため、Application.Evaluateメソッドで実行します。

Evaluateメソッドの詳細については「VBAからExcelのワークシート関数を使う」をご参照ください。



StrConvでの大文字、小文字変換

StrConv関数を使って大文字や小文字に変換することが出来ます。

StrConv関数の詳細については「VBA関数:文字の種類を変換する(StrConv)」でご参照ください。