FileSystemObjectのGetSpecialFolderメソッド

FileSystemObjectのGetSpecialFolderメソッドは、Windows特有のフォルダパスを返します。

FileSystemObjectの他のメソッドやプロパティは「FileSystemObjectとTextStreamのメソッド・プロパティ一覧」をご参照ください。


構文

Function GetSpecialFolder(SpecialFolder As SpecialFolderConst) As Folder

SpecialFolder 取得する特殊フォルダの種類をSpecialFolderConst定数で指定します。

SpecialFolderConst定数 内容
SystemFolder 1 ライブラリやフォントやデバイスドライバなどが格納されているフォルダです。環境変数は登録されていません。通常は”C:¥Windows¥System32″を指します。
TemporaryFolder 2 一時ファイルが格納されるフォルダです。通常はTempフォルダを指します。環境変数TMPで登録されています。通常は”C:¥Users¥ログインユーザ¥AppData¥Local¥Temp”を指します。
WindowsFolder 0 WindowsOSがインストールされているフォルダです。環境変数SystemRootで登録されています。通常は”C:¥Windows”を指します。
戻り値 取得した特殊フォルダをFolderオブジェクトで返します。



事前設定

以下のサンプルコードでは参照設定でFileSystemObjectクラスを利用できるようにしています。

FileSystemObjectクラスを利用するには、事前にVBA画面→ツールメニュー→参照設定、を選択し、参照設定ダイアログで「Microsoft Scripting Runtime」にチェックを付けます。

詳細は「VBAでのFileSystemObjectとTextStreamの使い方」の事前設定をご参照ください。


サンプルコード

各定数での特殊フォルダのFolderオブジェクトからフォルダパスを出力するサンプルです。

実行結果
C:\Windows\System32
C:\Users\user\AppData\Local\Temp
C:\Windows