セルの文字列の太字状態の取得と設定と切替

Boldプロパティ

Excelでセルの文字列を太字にするにはホームタブ→フォント　の「B」をクリックします。もう一度クリックすると太字ではなくなります。

これをVBAで行うにはBoldプロパティを利用します。

構文

Fontオブジェクト.Boldプロパティ

1	Fontオブジェクト.Boldプロパティ

親オブジェクトとしてFontオブジェクトを指定します。

取得する値はBoolean型の変数で、TrueかFalseが返却されます。Trueの場合は太字で、Falseの場合は太字ではありません。

設定する場合は取得のときと同様で、太字を設定する場合はTrue、解除する場合はFalseを設定します。

サンプルコード

以下は指定セル範囲の文字列の太字状態の取得と、太字の設定を行うサンプルコードです。

Sub BoldTest()
    Dim b As Boolean
    
    '// 太字状態を取得
    b = ActiveCell.Font.Bold
    
    '// 太字に設定
    ActiveCell.Font.Bold = True
End Sub

Sub BoldTest()

Dim b As Boolean

'// 太字状態を取得

b = ActiveCell.Font.Bold

'// 太字に設定

ActiveCell.Font.Bold = True

End Sub

指定セル範囲の太字の設定と解除を切り替える関数

以下の関数は指定セル範囲の太字のTrueとFalseを切り替えるマクロです。

実行するたびに切り替わります。

切替自体は2行目のように否定演算子のNotを使えば1行で書くことが出来ます。

2行目で行っていることは4行目以降のコメント部分の書き換えです。

太字が設定されていれば解除し、解除されていれば太字にする、という処理になります。

Sub ChangeBold(r As Range)
    r.Font.Bold = Not r.Font.Bold
    
'    If (r.Font.Bold = True) Then
'        r.Font.Bold = False
'    Else
'        r.Font.Bold = True
'    End If
End Sub

Sub ChangeBold(r As Range)

r.Font.Bold = Not r.Font.Bold

' If (r.Font.Bold = True) Then

' r.Font.Bold = False

' Else

' r.Font.Bold = True

' End If

End Sub

使い方

使い方は上の関数の引数にセル範囲を指定するだけですね。

Sub ChangeBoldTest()
    '// A1セルの太字状態を切り替える
    Call ChangeBold(Range("A1"))
    '// アクティブセルの太字状態を切り替える
    Call ChangeBold(ActiveCell)
End Sub

Sub ChangeBoldTest()

'// A1セルの太字状態を切り替える

Call ChangeBold(Range("A1"))

'// アクティブセルの太字状態を切り替える

Call ChangeBold(ActiveCell)

End Sub

Boldプロパティ

構文

サンプルコード

指定セル範囲の太字の設定と解除を切り替える関数

使い方

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