シートの見出しの色
シートの見出しにはWorksheet.TabプロパティのColorIndex、Color、ThemeColorのいずれかのプロパティを使って色を付けることが出来ます。
3つのプロパティで色が設定できるのはセルの背景色と同じです。
ただし、セルとは異なり、シートの見出しには網掛けなどの表現は出来ません。
構文
Colorプロパティ
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'// 取得 Worksheet.Tab.Color '// 設定 Worksheet.Tab.Color = RGB() |
Color | Colorプロパティで取得する値はDouble型のRGB値になります。
設定する場合も同様にRGB値を設定します。 RGB値とはRGB関数で赤、緑、青の割合をそれぞれ0から255の範囲で設定した結果の値になります。 RGB関数は「RGB(赤割合, 緑割合, 青割合)」で記述します。 RGB値については「VBAでWebカラーCSS3の147色を指定する」をご参照ください。 |
ColorIndexプロパティ
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'// 取得 Worksheet.Tab.ColorIndex '// 設定 Worksheet.Tab.ColorIndex = XlColorIndex列挙型、または、1から56 |
ColorIndex | XlColorIndex列挙型、または、1から56を設定します。
ColorIndexプロパティはカラーパレットのインデックス番号に対応しています。 カラーパレットの56色の配色はExcelのオプション→保存→色ボタンで表示される「色」ダイアログで変更できます。 そのため、標準では黒は1番ですが、常に黒ではありません。 これが常に色がRGB値であるColorプロパティとの違いです。 XlColorIndex列挙型
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ThemeColorプロパティ
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'// 取得 Worksheet.Tab.ThemeColor '// 設定 Worksheet.Tab.ThemeColor = XlThemeColor列挙型 |
ThemeColor | テーマカラーをXlThemeColor列挙型で取得および設定します。
内容列に書いている色はExcel2016の標準の状態での色です。 テーマが変わったりExcelのバージョンにより色は変わります。 XlThemeColor列挙型
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サンプルコード
以下はColor、ColorIndex、ThemeColorプロパティのそれぞれで見出しの色の設定を行うサンプルです。
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Sub TabColorTest() Dim sht As Worksheet '// Sheet1 Color Set sht = Worksheets(1) sht.Tab.Color = RGB(30, 230, 10) '// Sheet2 ColorIndex Set sht = Worksheets(2) sht.Tab.ColorIndex = 6 '// Sheet3 ThemeColor Set sht = Worksheets(3) sht.Tab.ThemeColor = xlThemeColorLight2 End Sub |
実行後
実行後は以下のように色がそれぞれ設定されます。なお、シート名は事前に付けています。