セルのふりがなの設定を行うSetPhoneticメソッド
文字列からふりがなを取得するにはGetPhoneticメソッドを利用します。
通常、セルにキーボードを使って入力している場合はふりがなも一緒に登録されますが、CSVファイルやテキストファイルを取り込んだり貼り付けたりした場合は文字列のみが設定され、ふりがなは未設定の状態になります。
このような場合にSetPhoneticメソッドを使うことで、手で入力していなくてもふりがなを設定することが可能になります。
構文
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Sub Range.SetPhonetic() |
Range | 親オブジェクトとしてRangeオブジェクトを指定します。Rangeオブジェクトの書き方はRange(“A1”)やCells(1, 1)などRangeオブジェクトになるものであればOKです。 |
サンプルコード
A1からA9にテキストファイルの内容を貼り付けるためふりがなが無い状態になっています。そこに対してふりがなを設定するサンプルです。
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Sub SetPhoneticTest() Dim r As Range '// A1セルからA9セルを取得 Set r = Range("A1:A9") '// ふりがなを設定 r.SetPhonetic '// ふりがなを表示 r.Phonetics.Visible = True End Sub |
実行結果
1. テキストデータを用意する。
2. セルに貼り付け。セルを右クリック→ふりがなの表示、を選択してもふりがなが表示されない。
3. マクロを実行。実行後はふりがなが表示される。