ブックを開いたときに選択セルがシートのあちこちにあるのが嫌

資料を作る際に複数のシートを作成することがあります。

その場合、保存した時に選択していたセルが、開いた時も選択された状態で表示されます。

資料を開いた時に選択セルがスクロールの下の方にあると、先頭までスクロールし直さなければならなくなりとても不便です。

そこで、VBAで全シートのA1セルを選択した状態にする方法を以下に紹介します。


単純なコード

以下のマクロは全シートをA1セルで選択します。

ほとんどの場合は上のマクロで問題ないと思いますが、単純なマクロのため以下のような場合はエラーや思った通りの表示にならなくなります。

・シートが非表示になっている。(Selectメソッドでエラー)

・ウインドウ枠が固定されている。(スクロール可能な部分がスクロールされたままになる)

・フィルターが設定されている。(フィルターの先頭が選択されない)

など。

これらの問題を解消するには個別に対応が必要になります。


改良版コード

コード量が多くなりますが、以下が解消版です。

非表示シートがある場合は最後にメッセージボックスで非表示シートの名前を表示します。



利用方法

利用方法は上の関数を実行するだけです。

実行すると、ブックの全シートのA1セルを選択します。