DisplayZerosプロパティ
セルに入力されている数式の結果や数値が0の場合、通常であれば右寄せで0が表示されます。
この0の表示をDisplayZerosプロパティで表示と非表示を設定することが出来ます。
構文
参照時
Window.DisplayZeros
設定時
Window.DisplayZeros As Boolean
親オブジェクト | Windowオブジェクトを指定します。
通常はアクティブウィンドウを指すActiveWindowを指定することが多いと思います。 |
設定値 | Boolean型のTrueを指定した場合は数値0のセルには0と表示され、Falseの場合は非表示(空欄)になります。
シートが分割されている場合、分割された両方のシートの数値・数式0の表示状態が切り替わります。 |
注意点1:前回保存時の状態が引き継がれる
数値0の表示と非表示の設定はブックの保存時にシートの情報として保存されます。
そのため、ブックを閉じて次に開いたときに、前回開いたときのDisplayZerosの設定状態で開かれます。
通常はわざわざ数値0のセルを非表示にすることは少ないと思いますので、しばらく年月が経ったあとに開いたブックで数値0を非表示にしていることを忘れていて、「空欄のセルがあるのはなぜ?」と思ってしまう恐れがあります。
注意点2:文字列”0″のセル
文字列として”0″が設定されているセルの場合は、DisplayZeros = False としても非表示にはなりません。
非表示になるのは数値として0で表示されている場合に限ります。
サンプルコード
セルの数値・数式0の表示と非表示を切り替えるコードです。
1 2 3 |
Sub DisplayZerosChange() ActiveWindow.DisplayZeros = Not ActiveWindow.DisplayZeros End Sub |
数式は以下のようになっているとします。
Trueを設定すると0のセルも表示されます。
Falseを設定すると非表示(空欄)になります。