DisplayRulerプロパティ
Excelではシートの表示方法に「標準」「ページレイアウト」「改ページプレビュー」の3つがあります。
このうちの「ページレイアウト」ではルーラーを表示するかどうかを切り替えることが出来ます。
VBAではルーラーの表示と非表示の状態の参照や設定をDisplayRulerプロパティで行います。
なお、ルーラーは「ページレイアウト」のときにしか利用できませんので、「標準」や「改ページプレビュー」のときにはDisplayRulerプロパティは無効になります。
構文
参照時
Window.DisplayRuler
設定時
Window.DisplayRuler As 設定値(Boolean)
親オブジェクト | Windowオブジェクトを指定します。
通常はアクティブウィンドウを指すActiveWindowを指定することが多いと思います。 |
設定値 | Boolean型のTrueを指定した場合はルーラーを表示し、Falseの場合はルーラーの非表示にします。
シートが分割されている場合、分割された両方のルーラーの表示や非表示が同時に設定されます。 |
ページレイアウト表示ではない場合
シートの表示が「標準」や「改ページプレビュー」の場合、DisplayRulerプロパティの設定を行っても画面上では変わったようには見えません。
しかし状態はちゃんと保存されており、「ページレイアウト」に変更すると直前に設定したDisplayRulerプロパティの内容が反映されます。
サンプルコード
ルーラの表示と非表示を切り替えるコードです。
1 2 3 |
Sub DisplayRulerChange() ActiveWindow.DisplayRuler = Not ActiveWindow.DisplayRuler End Sub |
ルーラーが表示されている状態
ルーラーが非表示の状態