String

String関数は指定した文字を指定した数だけ繰り返した文字列を返します。

“a”を3回で”aaa”などです。

引数に文字列を指定できますが、先頭の1文字が繰り返し文字として扱われます。

全角文字と半角文字のどちらも指定可能です。


構文

Function String(Number As Long, Character)
Function String$(Number As Long, Character) As String

Number 追加する半角スペースの数を指定します。

マイナス値やLong型の範囲を超える値の場合はエラーになります。

0を指定した場合はエラーにならず””が返却されます。

Character 繰り返す文字を指定します。全角文字と半角文字のどちらでも指定可能です。

2文字以上を指定した場合は先頭の1文字が繰り返す文字になります。

戻り値 指定文字を指定された数だけ連結した文字列を内部処理形式StringのVariant型で返します。

$付きのSpace$もありますが、通常は$無しのSpace関数を使った方がよいです。

$の有無については「VBA関数の$ドルマークの意味」をご参照ください。


引数不正によるエラー

引数にマイナス値を設定すると、「実行時エラー’5′: プロシージャの呼び出し、または引数が不正です。」が発生します。

また、Long型の範囲を超える値を引数に設定するとオーバーフローや文字列領域不足のエラーになります。


サンプルコード

引数に文字列”あbc”の3文字を指定していますが、先頭文字の”あ”を3文字連結させた結果が返却されます。