VBAで別ブックのシートやセルを参照する

別ブックを参照するには

別ブックの情報を参照するにはWorkbookクラスオブジェクトを利用します。

ただし、別ブックを扱う際には一つ注意があります。

それは、既にそのブックが開いている場合にVBAから開こうとするとエラーになる点です。

これを回避するにはExcelクラスオブジェクトを新規に作り、そちらで読み取り専用で開く必要があります。言い方を変えれば、Excelをもう1つ起動して読み取り専用で開くということです。

こうすれば同一ブックの二重起動によるエラーを回避できます。

以下では3つのサンプルを紹介します。

1つ目は、新規にExcelを起動+別ブック参照の方法。

2つ目は、現ブックで別ブックを参照する方法。別ブックが開いていないことが前提になります。

3つ目は、1つ目と2つ目のハイブリッドで、事前に別ブックが開いているか確認し、新規Excelを起動するかどうかを判定して別ブックを参照します。

1. 新規にExcelを起動して別ブックを参照するサンプル

新規にExcelを起動して別ブックの一番左のシートの入力セル範囲をRangeオブジェクトで取得するコードです。

15行目と、18行目から22行目の部分はRangeオブジェクトの取得方法の例として2つのサンプルを書いています。

コード説明

上の注意点の通り、2行目で別のExcelを起動して、12行目で別Excel上で別ブックを読み取り専用(ReadOnly:=True)で開いています。

15行目以降で開いた別ブックのセルの取得を行っています。

この部分を変えることでどのセルを参照するのかを変えることが出来ます。

15行目では一番左のシートの入力セル範囲をUsedRangeプロパティで取得しています。

18行目から22行目では各シートのA1セルの値を表示します。

28行目のExcelアプリケーションの終了のコードが書かれていないとタスク上にExcelが残りっぱなしになり、タスクマネージャから終了するかPC再起動しない限りプロセスが消えません。

2. 閉じている前提の別ブックを開くサンプル

別ブックが閉じていて新規のExcelで開く必要がない場合のサンプルです。

処理の内容自体は上のコードと同じです。

違いは新規にExcelアプリケーションを起動しているかどうかです。具体的には上のコードの2行目のexというExcelアプリケーション変数を使っていない点です。

3. 別ブックが開いているかどうかを確認したい場合

別ブックが開いているかどうかが不明な場合は、事前に開いているかどうかをチェックした上で、開いていれば新規Excelアプリケーションを使い、開いてなければ使わない、という分岐処理を入れます。

ブックが開いているかどうかについては「ブックが開かれているかチェックする」で書いています。このページで紹介しているブックオープン判定関数(IsBookOpened)を使って対応すると以下のようになります。

13行目のIsBookOpened関数でブックが開いているかを確認します。

16行目でブックが開かれている場合は新規Excelアプリケーションを起動してそちらでブックを開き、開かれていない場合は現ブックで開きます。

後処理の38行目では新規Excelアプリケーションがある場合は終了させるようにしています。

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