DisplayGridlinesプロパティ
シートに表示されている枠線(グリッド線)を表示と非表示の設定を行う場合はDisplayGridlinesプロパティを利用します。
Trueを設定すれば表示され、Falseを設定すれば非表示になります。
DisplayGridlinesプロパティを使ったマクロで、私が実際に資料作りの際に重宝している、表示と非表示の切り替えを行うマクロを「セルのグリッド(枠線)の表示を切り替える」で紹介しています。
構文
参照時
Property Window.DisplayGridlines As Boolean
設定時
Property Window.DisplayGridlines = 設定値(Boolean)
親オブジェクト | Windowオブジェクトを指定します。
通常はアクティブウィンドウを指すActiveWindowを指定することが多いと思います。 |
設定値 | 枠線を表示する場合はTrue、非表示にする場合はFalseを設定します。 |
ActiveWindow以外の設定時の注意点
アクティブウィンドウの枠線の操作であれば問題ありませんが、閉じてしまったウィンドウや開いていないウィンドウの枠線の設定を行おうとするとエラーになります。
アクティブウィンドウ以外のウィンドウに対して枠線の表示設定を行う場合はそのブックが開いているかどうかの事前チェックがあると無難です。
ブックが開いているかどうかの判定については「ブックが開かれているかチェックする」をご参照ください。
サンプルコード
アクティブウィンドウの枠線を非表示にするコードです。
1 2 3 |
Sub DisplayGridlinesTest() ActiveWindow.DisplayGridlines = True End Sub |
アクティブウィンドウの枠線の表示と非表示を切り替えるコードです。
1 2 3 |
Sub DisplayGridlinesChange() ActiveWindow.DisplayGridlines = Not ActiveWindow.DisplayGridlines End Sub |
Not演算子を使うと右辺の値の逆の値が設定されます。元がTrueであればFalseを設定し、元がFalseであればTrueを設定します。
ただこの書き方は慣れてないと意味がわかりにくい場合があります。
その場合は上で紹介した「セルのグリッド(枠線)の表示を切り替える」ではNot演算子の書き方ではなく、わかりやすいIf文で分岐する書き方で書いていますのでそちらをご参照ください。