Space
Space関数は引数で指定した数だけ半角スペースを返します。
引数にマイナス値やあまりに大きい値を引数で渡すとオーバーフローや文字列領域不足のエラーになります。
構文
Function Space(Number As Long)
Function Space$(Number As Long) As String
Number | 追加する半角スペースの数を指定します。
マイナス値やLong型の範囲を超える値の場合はエラーになります。 0を指定した場合はエラーにならず””が返却されます。 |
戻り値 | 指定された数の半角スペースを内部処理形式StringのVariant型で返します。 |
$付きのSpace$もありますが、通常は$無しのSpace関数を使った方がよいです。
$の有無については「VBA関数の$ドルマークの意味」をご参照ください。
引数不正によるエラー
引数にマイナス値を設定すると、「実行時エラー’5′: プロシージャの呼び出し、または引数が不正です。」が発生します。
また、Long型の範囲を超える値を引数に設定するとオーバーフローや文字列領域不足のエラーになります。
全角スペースを埋めたい場合はString関数を使う
Space関数は半角スペースを返しますが、全角スペースを返したい場合はString関数を使います。
String関数については「VBAで同じ文字を指定数だけ繰り返す(String)」をご参照ください。
サンプルコード
文字列の連結処理の中にSpace関数を埋めています。
それぞれ半角スペースを1文字と2文字を連結しています。
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Sub SpaceTest() Dim s s = "123" & Space(1) & "456" & Space(2) & "789" Debug.Print "[" & s & "]" '// "123 456 789" End Sub |